現在の音楽は多大なジャンル分けをされ、多くの楽曲が生み出されてきている
そして、日本の音楽市場において、上位を占めるものとしてはJポップが大半だ
ロック、パンク、ファンク、ブルース、ジャズ、クラシックやその他のジャンルはたまにチャートに食い込むが、Jポップと組み合わせて上手く融合させているものがほとんどである
更に言えば、日本の音楽業界で多大な利益を上げたいのであれば、Jポップをやるしかないと断言できるだろう
ライブハウスなどで日々頑張っている、昔からある良きロック、ファンク、ブルースなどを演っているバンドなどはほぼ日の目を見ることはない
そして、演奏の上手さと楽曲が売れるということは別物となる
楽曲が売れる一番の要因は宣伝である
例外はあれど、やはり大々的に広告をうって日本国民がどこにいても聴こえてきてそのメロディを覚える
そしてこの曲がいいと錯覚させることがCDの売り上げに繋がるのである
だが、世の中には売れたい願望を持つバンドやミュージシャンばかりではない
売れる売れないなど気にせず、自分のやっている音楽を突き詰め、高度な演奏力を身につけて音楽を楽しんでいる方々もいる
音楽をやっている人は売れたい人、音楽を楽しんで演っている人と2つの人種に分かれるのではないだろうか
そして、音楽を楽しんでやっていて、音楽を奥深くまで突き詰めている人はバケモノのように演奏が上手い人がいる
持っていまれた才能もあるかもしれないが、そういった方々はやはり昔の古き良き楽曲をコピーしているものである
ジャズから始まり、ブルース、そしてロックやパンク、ソウルやファンクと歴史は移り変わっているが根源はクラシックである
クラシックは大勢の人々で集まりオーケストラと呼ばれる楽団で演奏をする
少人数でも演奏は可能な曲もあるが、やはり、多人数のオーケストラでの演奏を聴くのが醍醐味ではないだろうか
そして、そのオーケストラが演奏しているものの大半は過去歴代の音楽家達によって作られたクラシック音楽である
この近代化が進む現代でなぜ200年も以前に作曲されたクラシックが未だに演奏され、再現され続けているのか
それは、現代の音楽の基礎を作った楽曲だからである
基礎ができなければ、よほどの天才では無い限りいい演奏、音楽を作ることなどできない
自分の中でよくできたと思っても、周りの反応はいまいち、井の中の蛙である
バンドもしかりである
ジャズ、ブルース、ソウルなど根源を勉強し、コピーし自分の血肉としなければ今時の多くいるどうでもいい薄っぺらなバンドマンとなってしまうことだろう
何が言いたいかと言うと、基礎を体に叩き込めということだ
今流行のヨル○カだの世界のなんとかだの[]だのをコピーしてもなんの勉強にもならないし、時間の無駄である
ジャズ、ブルース、ソウル、ファンクなど根源となる音楽を勉強し、それを元に自分の音楽に昇華させてこそ本物の楽曲が作れると私は考える
そして、現代、日本の売れている音楽にはそれは微塵も感じられない
日本の若者の大半は耳が腐っているのではないかと思える程だ
頭も腐っているのか…
周りが聴いているからワタシも聴こうという感じで流されて聴いて、いいかどうかもわからないまま日本の音楽業界に洗脳され本当にいい音楽を知らないでいるものがほとんどだろう
坂本龍一大先生も以前、今のバンドは日本の二番煎じの売れているバンドを手本とし、三番煎じ、四番煎じとなっていると嘆くインタビューをしていた
リスナーが何を聴くかは自由だが、ここまで日本の音楽業界が退廃したのは、やはり日本の音楽業界が作り上げた商業主義ではないだろうか
私が中学、高校の頃はカッコいい音楽を求めてCDを買い漁っていたのだが、それが今は握手券が欲しいが為にCDを買う、推しを応援したいが為にCDを買う…
売れなければ会社として存続が危うくなるのはわかるが、やりすぎである
その商業主義のいいなりになり、メディアの犬になりさがっているバンド、ミュージシャンも最悪である
日本の音楽業界の未来は暗くとざされている
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