音楽とは音を楽しむと書くが、演奏側は楽しいだけではできない
そして、現代では多くのジャンルに細分化され、数多くの曲がある
古くはクラシックから始まり、ジャズ、ブルースからファンク、ロック、そしてポップ、はたまたボサノバやフラメンコとあげ始めたらキリが無い
そして、これから楽器を始めようとする諸君、キミたちが心得ておかなければいけない事がある
それほど上手く楽器、音楽を演奏できるようになれなくてもいいという方は別に気にしなくてもいい
だが、これからプロを目指したい、ある程度楽器を上手く演奏したいと思うことがあるならば心にとめておいて欲しい
それは基礎を大切にすることである
音楽に関わらず、何事にも基礎というのは大切ではないだろうか
基礎をおろそかにすると、後々ツケがまわってきて伸び悩む場合もある
ギターに関わらず、楽器を演奏するということはいきなりできるものではない
ノイズを出し、不可解な音を出すだけであればいきなりもできるかもしれないが、基礎にそって楽曲を演奏するという行為はなかなか難しいものだ
ある日ギター(ベースやキーボード、ドラムなど)を買い、いきなり曲が弾ける
そういった事ができる人は天才と呼ばれる人である
そんな天才はこの地球上に一握りだけではないだろうか
そう考えると後はほとんどの人が楽器を手にして、まずは何をするか
私は基本がギタリストであるために、ここではギターを前提に話をするが、まずはギターを手に入れる
そして、ギターが手に入ったら、自分の好きなミュージシャン、バンドの曲を演奏したくなるものである
そうなると、まずはスコアを手に入れることになるだろう
スコアとは、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードなどの音階、リズムがそれぞれ書かれている譜面である
そのスコアを見ながら、曲を何度も聞き返し、その曲を弾けるように練習をする
これは誰しもが経験する事ではないだろうか
そして、ある程度弾けるようになったら、次は耳コピに挑戦してみるといいだろう
耳コピとは、覚えたい曲を決め、耳でギターパートを聞き、音を探し、弾けるようにする方法だ
曲とは大抵色々なパートに別れ、それぞれの演奏を合わせて成り立っている
音楽を聞き慣れていない人が聴くとそれぞれのパートが塊として聞こえるが、慣れてくると、ギター、ベース、ドラムなど聞き分けができるようになってくる
更に、耳コピをする際はイヤホンなどで聴くほうが各パートをそれぞれ聞き取りやすい
更には最近は便利なアプリなどがあり、曲のピッチ(音程)はそのままでテンポを変えられるものや、イコライザーで各パートのどれかを聞こえやすくするものもある
便利な世の中になったものだ
そして、耳コピがある程度できるようになる頃にはかなり上達していることだろう
環境や人にもよるが、ある程度弾けるようになるとバンドを組みたくなってくるものである
そして、バンドを組むということは上達のステップアップに繋がる
生の音で合わせて演奏をすることで、グルーグ感や強弱、様々な感覚が養われる
バンドにもよるが、オリジナルをやるという方向に進めば、曲を作ったり、フレーズを自分で考えなければいけない
その場合に役に立つのがどれだけコピーをしてきたかだ
模倣と言われればそれまでなのだが、一部の天才をのぞき、一般の人はコピーで培ったフレーズで曲を構成、ソロなどを考えるものである
そして、どんなコピーをしてきたかでジャンルの方向性が決まってくるだろう
多くのジャンルを分け隔てなくコピーしてきたのであれば、その分引き出しが多く、多くのジャンルに対応ができるというわけだ
最近は日本の流行りのバンドの曲をコピーして満足してしまっている人が多いときくが、日本のロック、ポップは二番煎じなのである
B’zやミスチル、サザン、その他多くの日本の有名ミュージシャン達は海外の音楽に影響を受けて曲を生み出した
しかし、それらを参考にしては二番煎じを参考にしているのと同じである
そうなると三番煎じや四番煎じになってしまう
それが悪いとは言わないが、やはりどこかつまらない、かっこ悪い音楽しかできないと私は考える
そうならないよう、ジャズやブルース、ファンク、ボサノバやクラシックなど本場の音楽を吸収していくことが大切なのだと思うのだ
外人の出すグルーグ感と音、それらを模倣してこそカッコいい曲を生み出せるのではないだろうか
話は変わるが、楽器を演奏するということは客観的にどう聞こえるかを意識したほうが上手くなる
自分の演奏に酔いしれて、リズムもバラバラ、ピッチも微妙ではいい演奏とは言えない
初心者がよくやりがちな演奏がそうである
そして、それを解消するのは録音である
自分の演奏を録音するのだ
そしてそれを客観的に聞き、悪い箇所をなおしていく
この作業は必ずやった方がいい
絶対だ
そして、ギターを演奏するにあたって、一番大切な事を伝える
まずはチューニングを必ずする
もちろん、練習の時も、バンドで合わせる時も、ライブをする時もだ
自分の出す音がくるっていてはどのポジションを弾いても正しい音はでない
バンドで合わせる場合などは他の人に迷惑がかかる
そして、狂ったチューニングで耳が慣れてしまったら、自分の中にズレた音が記憶されてしまう場合がある
こうなったら、歌を歌った場合、最悪音痴になるケースもあるので、絶対にチューニングはした方がいい
今回の話をまとめるが、チューニング、録音、コピーは楽器の演奏センスを磨く近道となりうる
なるべく早い段階で数をこなしておいた方がいい
では健闘を祈る
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